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神戸フランダース犬猫皮膚科動物病院
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院長コラム

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犬猫の味覚について

味覚は犬猫や動物にとっては、生命の維持に欠かせない非常に重要な感覚です。

犬の嗅覚

犬は味覚が鈍感で何でも食べてしまう雑食性動物(猫は肉食動物)ですが、祖先は狼ですので元々は肉食獣でした。野生の肉食獣は獲物を捕らえて生で食べます。生で食べると血液や獲物の汚れなど味にこだわらず何でも食べなければ生きていく事が出来ませんので、自然界で生きていくためには敏感な味覚は不要だったのです。
また群れで生活していたので食物をよく噛んで食べて味わっていたら他の仲間に餌を取られたり、外敵からの危険にさらされるので、物を口に入る大きさに引き裂いたらそのまま丸飲みする習性が残っています。

犬猫の歯は噛み砕いたり磨り潰すよりも、肉を引き裂いたり切ったり口にくわえて運ぶのに適した形をしています。特に一番大きな臼歯は裂肉歯と呼ばれ先端が尖った最大の切断歯です。また犬猫の唾液は炭水化物を分解するアミラーゼの酵素が含まれておらず、口に入った食物を胃の中に流し込む為だけのものです。
犬は1.ニオイ 2.食感(歯舌ざわり・温かさ) 3.味 4.見た目の順で食餌を選びます。犬の好みを決めるのは味ではなくニオイです。しかしひとたび食べ始めるとニオイは全く関係なく一瞬間に平らげてしまいます。
犬にとっては食べられる事が出来るかどうかが問題なのであって、美味しいとかキレイかどうかということはそれほど重要ではないのです。
そうでなければ腐っている物や糞を食べる事は出来ません。

犬の鋭い嗅覚

味覚は舌の表面にあるツボミの形をした味蕾と呼ばれる部分でキャッチされます。
人間は味蕾が約1万個ありますが犬は約2千個猫千個以下)しかなく、人間よりも1/5とはるかに少ないので繊細な味覚は持っていません。「甘味」・「酸味」・「塩辛味」・「苦味」の4つの味覚があります(人間は「旨み」が加わり5種類)が、犬は「甘味」と「酸味」は敏感で、「塩辛味」が鈍感で「苦味」は感じ取れない様です。
味覚の中で味蕾の数が最も多いのが「甘味」です。ケーキ・クッキー・お菓子・菓子パン・アイスクリーム・果物・焼イモなど喜んで食べる甘党です。ご褒美として貰う物は、甘い物や塩っぱい物など味の濃い物を好みます。

犬は特に「砂糖」と果物の糖分である「果糖」や牛乳・乳製品に含まれる「乳糖」が大好きです。
  またそれ以上に好きな物は「甘いアミノ酸」で、肉類(好きな順位1.牛 2・豚 3.羊 4.鶏 5.馬)・魚類(サケ・ニシン・マグロ・カツオなど)・牛乳・チーズ・ヨーグルト・卵・ご飯・パン・ビスケット・トウモロコシ・大豆などですが、植物性タンパク質より動物性タンパク質の方が良質で好みます(甘いアミノ酸と苦いアミノ酸などがあります)。
肉や刺身などでは新鮮な物より、少し時間を置いて熟成すると「旨味」と「甘味」のアミノ酸が生成されます。
2番目に敏感なのは「酸味」です。食物は時間の経過と共に酸化が進み、酸度が高まり腐敗することにより「酸味」と「苦味」が生じるので犬猫は腐敗の程度を「酸味」で判定しています。腐食性動物の犬は腐敗臭やニオイの強い物を気にしないので、ゴミ箱漁りや拾い食いなど平気です。
塩辛味」が鈍いのは、獲物の肉に塩化物が充分含まれているので肉食獣は塩分の濃度をあまり感知する必要がないので味蕾が欠如しています。また犬の塩分所要量が人間の1/5(猫1/10)と少なくてすむ動物なのでそれほど重要でないと考えられます。
苦味」はほとんど気にならない様ですがあまり好みません。自然界で「苦味」があるのは毒物や有害物質が多いので、体が危険と判断して吐き出したりすることがあるそうです。
は「酸味」が一番敏感で「苦味」を2番目に良く感じ取りますが、「塩辛味」と「甘味」はほとんど感じません。だから一般に甘い味は反応しません。味覚よりもニオイによって美味しさを判断しています。また食物の好みがうるさい動物だと言われており、単一の食物だけを与えるとそれがバランスの取れた物であっても嗜好性が一時的に低下することがあります。また日常生活に変化が起きると簡単に食欲を無くします。
また犬猫には「水の味」を感じる受容器があり異なった種類の水を識別する事が出来るそうです。

食物の摂取量や特定の食物に対する好き嫌いの程度は、それぞれの動物について遺伝的に決まってはいるものの、個々の動物では食物に対する初期体験や栄養状態や不愉快な経験の有無に依存して多様な好みが存在します。
食物に対する嗜好性を左右する最も重要な決定因子の一つは「空腹」の程度です。食べたばかりでまだ幾らか満腹感を覚えている動物は、以前なら食べた物でも受け入れず最も口に合う餌や好みの食物だけを選択し採食します。しかし動物が飢えていたりかなり空腹の状態であれば、通常では見向きもしない食物であっても喜んで食べようとします。

犬の五感

食物の嗜好性は幼少期に形成されますが、初期体験で普通でない食物に親しんでいると成長してからもそれらを摂食する事があります。両親や飼主の嗜好と食生活などの影響が大きいので地域差や個体差も大きいと思われます。日本犬よりも洋犬の方が味覚音痴のようです。
犬は嗅覚と視覚で味を記憶しており、より美味しい贅沢な物を好む犬は習慣により美味しい物を覚えてグルメ化したのです。犬猫はまだ食べた事のない新しい味や食物への好奇心が強いですが、初めから一種類の食物で育てられると、ほとんどの犬猫がどのような新しい食物に対しても触れる事すら拒むことが多く見受けられます。けれども犬猫がそれまで食べていた餌の方ではなく新しい餌を時に選ぶこともあります。

また動物は一度食べて気持ちが悪くなったり吐き気がしたりした食物は、二度と食べない「味覚忌避」の習性も知られています。嫌いな食物に対する記憶は例外的に長く残るようです。この知恵はきっと食べる事が生存そのものに直結する重要な行為だからです。

犬猫が「草を食べる」のは、胃酸過多や便秘気味の時です。草を飲み込んで胃や食道を刺激して吐き気を起こし未消化の食物・毛玉・胃酸を吐き出します。さらに何か悪い物を食べて中毒症状を起こした時にも、草を食べて吐き出そうとします。便秘の時は、腸を刺激して便通を良くします。また葉酸などのビタミン類とミネラルや繊維質の補給もしています。

食糞」は、自分のウンコを食べるケースと同種・異種の動物のウンコを食べるケースがあります。特に子犬においては、一過性に見られる遺伝的な行動ですが猫では通常では見られません。。成獣のウンコには、幼若動物における適切な腸内細菌叢の形成に役立つビタミン・ミネラル・有用な細菌類が含まれているからです。また母親が授乳中の子犬・子猫の排泄物を食べるのは、居住場所を清潔に保ちニオイを消して外敵の攻撃を防ぐためです。それから肉食獣は、本能的に草食獣のウンコを摂取し捕獲すると肉を食べるよりもまず最初に腸管の内容物を摂取して不足する栄養分を補充します。問題行動となるのは、成犬の「食糞」です。原因としては、ストレス・強迫神経症・空腹・栄養素不足・内部寄生虫・慢性消化障害・膵臓疾患・高栄養フードなどが考えられます。

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